大事だけど、連れていけない子たち

心情的に、「モノを減らす」という記事に含むことができなかったことをここに書く。

人形供養

私も妻も、かなりのぬいぐるみ好きである。
本能のままに買って(飼って)いたら大変なことになるという自覚があるから、滅多なことでは買わないようにしているが、それだけに家にいる子たちは皆かわいい。

しかし、家のサイズが3分の2になる以上、この「聖域」にも手を付けざるを得ないという話になった。
物理的には間違いなく「燃えるゴミ」である。しかし心情的にそれはできない。

悩んだ末に選んだのが「人形供養」である。
お寺へ連れて行く余裕すらないのだが、幸い、「宅配便で送れば供養します」というお寺がいくつか見つかった。検索すればいろいろ出てくると思うので、特に具体的なお寺を紹介することは控える。

10体ばかりを残して、あとは断腸の思いで供養に出すことにした。
発払いの送料のほか、供養料ももちろん必要なのだが、これを支払わないとぬいぐるみ達にも申し訳ない。

庭に眠る飼い猫

そしてもう一つ、頭を悩ませていたのが、元・飼い猫である。

ほんの一時期、子猫を飼っていたことがある。若くして病気で亡くなってしまったので、火葬の上、遺骨を庭に埋めて墓地を作った。
これをどうするか。特に骨壺のようなものは用意しなかったので、骨は散在している。さすがに、庭の土を全部持っていくわけにはいかない。さらに、墓標代わりに置いた猫の置物も、屋外に置いてあったから今さら屋内には移せず、庭のない新居では置く場所がなさそうだ。

困ったので、火葬をお願いした動物霊園に相談したところ、猫の置物を供養することで十分なのではないか、との回答であった。
地鎮祭のように、庭までお坊さんに来てもらうのかと思っていたが(神社とお寺の区別もついていないような例えで恐縮)、それには及ばないらしい。

これを聞いて早速お寺にお参りし、永遠の子猫は、その思い出だけを連れて行くことにしたのだった。