転居は固定費削減のチャンス! (5) テレビを捨てよ、NHKを解約せよ

転居に伴う固定費の見直しについて、これまで「通信」「電気」「ガス」と書いてきた。

そして次。これは真似しようとしてもできない人が多そうだが、NHKを解約した。
元々、我が家はテレビのない生活をしていたので、本来は転居を待たず、いつでも解約できるところであった。しかしいくつかの理由で延び延びになっていた。

我が家がテレビを捨てるまで

「家にテレビがない」という世帯は、徐々に増えている気がするものの、世間ではまだ珍しい方だと思う。
でも別に、教育熱心とか、そういうことではないのだ。
以前は世間並みに、「1日1時間までね」などと制限をつけつつ、子供にテレビを見せていた。

ところが、そのうち息子もずる賢くなってきた。「今日は50分しか見てないから明日は70分」と言い出したり、カウントを誤魔化したりする。小さな衝突が増えた。

元々、私たち夫婦は基本的に人間が嫌いであり、できれば世間から隔絶されて暮らしたいと思っている。
しかしテレビは居間に「世間」を連れてくる。結婚後に知って驚いたのだが、独身時代には、お互い示し合わせたかのように、それぞれテレビのない生活を送っていた時期がある。

息子のズルと世間からの雑音を排除する。そのためにテレビを撤去する。
そういう結論に至るのに時間はかからなかった。

そうはいっても、いつかはテレビを復活させる日が来るかもしれない。そう思って、テレビは屋根裏に押し込んであった。
しかし、3割狭い新居へ、使うかどうか分からないテレビを持って行く気はしない。しかも10年落ちだから、いつ壊れてもおかしくない。今が絶好の捨て時である。

そして、この「テレビを捨てる」という行為こそが、NHK解約への大きな足がかりとなる。

「家電リサイクル券の控え」はNHK解約のファストパス

周知のとおり、「テレビ放送の映る機械」が家に1台でもある場合、NHKと契約しなければならないということになっている。
そして我が家は、元々NHKと契約していた。つまり、「テレビが家にある」と間接的に申告していたことになる。
そんな我が家がNHKに解約を申し出れば、当然、NHKは「君のテレビはどうした?」と尋ねてくるわけだ。
そこで伝家の宝刀、「家電リサイクル券の控え」が登場する。これを提示して「テレビは捨てました」と言えば、NHKも反論はできない。新しいテレビを買って古いテレビを捨てても家電リサイクル券の控えは手に入るので、論理的には何の意味もない紙切れなのだが、実際上は強力な説得材料として機能する。

今回、テレビを捨てれば念願の「家電リサイクル券の控え」が手に入る。
ただ厳密には、私は当時ワンセグ機能つきのガラケーを利用していたので、これも機種変更し処分する必要がある。転居後にドコモショップを訪れ、妙な手段を使って「格安スマホ」を完成させてきたので、気になる方は別記事を読んでいただきたい(ただし情報としては古いので、全く同じ手法はすでに使えないと思われる)。

実際にNHKを解約した際の手順についても、別記事で紹介する。
といっても、家電リサイクル券があれば大変なことは何一つない。解約前にゴネられるということもなかった。

ネット上を検索すると「NHK解約の際に大喧嘩した」といった記事が見つかるかもしれないが、2023年現在、単にテレビを捨てたという理由で解約するのであれば、全くもめることはないと思われる。

テレビ卒業のススメ

テレビを廃して10年近くが経ち、「テレビは家にないのが当たり前」という感覚が定着した。

どうしても見たい番組も時々はある。しかし最近では「NHKプラス」「TVer」等、インターネットでテレビ番組を正々堂々と視聴する手段も増えてきた(前者はNHKとの契約がないと右下4分の1が見えないが)。タブレット端末があれば家族で同じ画面を見ることもできる。

そして転居の際、居間の家具配置を考えるときに、テレビの有無は大きい。テレビがなくなると自由度がかなり増すことを2度の引越で実感した。

「もう、テレビはいいんじゃないか?」
転居を機に、考えてみるのもアリだと思う。